まもなく秋分が到来します。
22年の秋分の日の太陽は木星・海王星と対立、そして金星、水星とともに天王星・冥王星とともにグランドトリンを形成。
天底近くに海王星が存在するため、われわれの日々の営みに足元がおぼつかぬ、心もとない気分が示唆されています。
それでも冥王星はもろもろの天体と手を携えて、
『社会的包摂を実現するために、不要なものを切り捨て社会を再生に導く』ことでしょう。
山羊座27度【巡礼者】にある冥王星は、喪失すらも再生のプロセスのひとコマにすぎないことを知っています。
忍耐強く、弱きものの救済に最善を尽くすべく、この秋、社会が動き出します。
その大波の中、すでに役目を終えたもののパージが加速することに。
この日の太陽は、金星、水星とともに柔軟宮の海王星、火星とTスクエアを形成。もろもろしんどいときほど、口当たりのよい言質に飛びつきやすくなるからです。(7室の火星と4室の海王星の90度ということで、政治的な醜聞、外患誘致な側面も否めません)
そのような中で、秋分図はわれわれに『本質を見抜く力』を身につけるように、と告げています。
太陽と海王星の対立をアセンダントが調停。
蠍座のサインにあるアセンダントには、厳しい環境を克服しながら臨機応変に実力を発揮する賢さが暗示されています。
なんのかんのいって、市井の知恵はたくましく、侮りがたいものなんですね。
9室、天頂近くにある月には『遠い夜明け』が示されています。
秋分の瞬間、月は天王星、土星、ASCとともに
不動宮のグランドクロスを作っています。
議論は膠着しやすく、暮らしを紡ぐしんどさが強調される配置でしょう。
月と対立する水瓶座の土星は、未来へと牽引する獅子座の月に抗う感じ。
3室、巷間の不平不満のつぶやきがそこここに渦巻いていいます。
それでも先に進まにゃならぬ、不動宮にある獅子座の月は、荒波の中、一歩も引かぬ灯台守みたいな感じでしょうか。
海路を見誤らぬように、岬に屹立してる感じかな。(でも獅子だから威勢はいい。空元気でも元気、とはよく言ったものです。)
いまここの苦しさは自明のものとして、そこから先のビジョンを打ち出し続けること。
先に述べた冥王星とともに、悲しみすらも再生のプロセスに組み込んで、夜明けを待つ。
秋分図を俯瞰で見ると、ミスティックレクタングルと呼ばれる、複合アスペクトが発生しています。
船底が浸水しかねないてんやわんやの状況で、1室・4室・6室・10室方面から、手当たり次第にかき集めた増援が到着する気配も。この日本丸、なにげに沈みそうで沈まない。予備役の人たちも駆けつけていい仕事をしそうです。
さて、来るべき2023年に向けて山が動き出すこの秋、先々の動向を皆さんのチャートとともに拝見できればと考えています。特に厳しい相克関係を調停して回る配置、ミスティックレクタングルが、個人の秋分図に及ぼす影響について考えてみたいと思います。年内の大きな流れをざっくり把握したい向きはぜひご参加を。
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