12月22日、冬至がやってきます。
今冬のチャートに目を落とし、つぶやいたのは
周縁に夢を見るひとびとが増えるのだなあ、でした。
身近な誰かに手を差し述べたり、その手を取ることで、身を寄せ合い
長い冬をやり過ごすのだ、と。
冬至の瞬間、アセンダントにかかる太陽は木星・海王星と90度。
木星と海王星が3室にあるということで、
歳末助け合い運動みたいなテンションとでもいいましょうか。
採算度外視で、近隣への奉仕活動にいそしむ気配が伝わってきます。
ここにはインフラの一端を担うといってもいい、SNSでのやりとりも含まれると思います。
身近な誰かの期待に応えるべく、自分は何ができるのか、
ここらへんを試行錯誤する感じでしょうか。
柔軟宮と活動宮のはざまで相克するアスペクトは、一言で言うと落ち着きを欠きます。
夢をぶち上げる人々の間で、奔走(迷走？)を余儀なくされる。
立ち止まるをよしとせず、走りながら考えるのも柔軟宮ならではの鍛錬です。
ご近所やPTA、はたまたSNSのコミュニティの中で、常に誰かを慮らなくてはならないかもしれませんね。人間関係でいえば、「お気持ち」表明みたいな出来事が起きやすい。
あなたならわかってくれると思っていたのに、傷つけられた、悲しい、みたいな。
同時に12室にある月は、6室の火星と対立。労いの言葉ひとつかけられない状況への怒り。
誰かの怒りは、ひるがえって己の怒りでもあるわけで、察してほしいのは自分のほうだったという。なかなかに胃の痛む状況ではあります。
ひとは楽観論で状況を甘く見積もりやすいもの。
恩威が仇とならぬよう
真の(まこと)の意味での「タフさ、クレバーさ」を身につける、それがこの冬の課題かもしれません。
冬至の太陽の配置を、みもふたもない言い方でたとえるなら、
親兄弟の「よかれと思って」を真に受けない。
奈落への道のりは「近場の善意」によって敷き詰められていることを肝に銘じておきましょう。
一般的な観点からすれば、
地域振興にかかわること、国内旅行支援などは大風呂敷を広げすぎて収拾つかなくなりそう。
(なんどめだ、このがっかり感。)
さて、これとは別に山羊座の金星・水星・冥王星は天王星と120度。
人とお金の縁は、5室の天王星の応援を得てギアチェンジする。
(えげつないけど)切実な利害関係や現実的な動機が後押ししてくれることでしょう。
拙くても自分の言葉、行動に責任を持つ方向へ切り替える。
問題を先送りにし依存されるような関係から、実力が拮抗し、真の意味でリスペクトできる相手との縁に切り替える。
この1室(金星・水星・冥王星)と5室(天王星)のアスペクトを見ていて、
「帆船でなく蒸気船でいこうぜ！」などといった威勢のいい言葉が降ってきました。
逆風が吹いても、自律して大海原に漕ぎ出せる船になろう、みたいな？
1室の天体は、動力はわれわれである、と声高に主張しています。
そしていのちを燃やす燃料のありかを「発見する」旅路の始まりでもある。(5室、天王星)
それが原油なのか液化ガスなのか、ウランなのかはわからないのですけれど、
長きにわたって推進力を持つものであることは確か。
で、
この冬に見つけたものは、
来るべき23年春の土星と冥王星のイングレスの際に
大きな武器となりうる、と私は踏んでいます。
どうあっても世界が揺れるのならば、地面にしがみつくよりも
どさくさに紛れて船出したほうがいい。
このあたりのヒントを、冬至図や23年の春分図と照らし合いながらお話していければなと考えています。
(環境的には思いっきり逆行してる気がしなくもないんですが)
がんがんガソリン燃やしても、枯れない油田を探そうぜ、を合言葉に。
◆赤坂占星術研究会 公開講座
冬至図から読み解く2023年の行方
◆講師：逢坂 杏(赤坂占星術研究会)
◆日時：12月21日(水) 19時スタート
◆場所：Google meet よりオンライン配信
(お申込み後にURLをご案内いたします)
◆会費：6200円
23年のメッセージ入りおみくじ付き。
(ご好評をいただいております、
籤言とともに来年を守護するパワーストーンをおひとつご用意しました。
後日郵送でお手元にお届けいたします)
※お申し込み後に振込先をご案内します。
ご参加希望の方はousaka168@gmail.com 逢坂宛まで
お名前、連絡先、生年月日を明記のうえお申し込みくださいませ。
※旧ラジオNIKKEI講座にご参加されておられた方は、お申込み時にお知らせください。
特別価格5200円でご案内いたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿