【新月のひとさじ】本日、蠍座29度で新月です。【終わりの始まり。】 - 逢坂杏の赤坂占星術研究会 あかけん

2025年11月20日

【新月のひとさじ】本日、蠍座29度で新月です。【終わりの始まり。】



🌑蠍座新月 ― 涙が教えてくれる「終わりの始まり」

■ 涙の度数:蠍座29度が告げること

蠍座の最終度数で起こるこの新月は、「もう終わっているのに、まだ手放せないもの」に向き合うタイミングです。深く結びついた関係や、長く続けてきた感情のパターン。それらが限界を迎え、静かに終わりを告げようとしています。

でも、終わりは冷たいものではありません。涙を流すことで、私たちはその痛みを浄化し、次に進む準備を整えていくのです。泣くことは、弱さではなく、再生のための儀式。蠍座29度は、そんな「涙の強さ」を教えてくれる場所です。


■ アスペクトがもたらす感情の揺れと支え

1. 🌙 7室蠍座×1室牡牛座:避けられない別れと自由への衝動

人間関係の部屋にいる天王星が、「もう続けられない関係」に突然の変化をもたらすかもしれません。情に流されてきたつながりが、思いがけない形で終わることも。

それは、あなたが本当の意味で「自分の人生を生きる」ための一歩。苦しいけれど、必要な別れです。涙を流しながらでも、自分の自由を選び取る勇気が、今求められています。

2. 🌊 水のグランドトライン:魂の安堵と現実の支え

この新月の痛みは、魚座・蟹座の優しい星たちが包み込んでくれます。理想を信じる力と、現実的な土台。そして、家族や身近な人との温かなつながり。

「泣いてもいい。でも、ひとりじゃない」――そんな安心感が、あなたの背中をそっと支えてくれるでしょう。

3. 🌌 ミスティックレクタングル:手放しがキャリアを動かす(新月×木星×天王星×冥王星)

蠍座での決断は、あなたの社会的な役割やキャリアにも影響します。古い価値観や、過去にしがみつく気持ちを手放すことで、あなたの本当の力が社会の中で形になっていく。

涙を流して終わらせたものが、未来の土台になる――そんな変容のプロセスが、今静かに始まっています。


■ この新月で意識したいこと

  • 泣いて終わらせる勇気を持つこと
    終わらせるべき関係や習慣に、後ろ髪を引かれるるかもしれません。感情をあらわにすることは恥ずかしいことではありません。涙は、終わりを受け入れるための大切なプロセスです。涙をぬぐってその場を離れましょう。

  • 自分の人生を選び取ること
    誰かの期待に応えるためではなく、自分の自由と独立のために決断を。その選択が、あなたの人生の主導権を取り戻します。

  • 次の旅立ちに向けて、静かに準備を
    蠍座の終わりは、射手座の始まり。新しい冒険に向かうために、今はそっと過去の扉を締める時間です。


涙の度数で迎えるこの新月は、感情の臨界点。でもその涙は、あなたを弱くするものではなく、強くするもの。終わりを受け入れることで、あなたの中に新しい光が差し込みます。


0 件のコメント:

コメントを投稿