【日々是ほしのはなし。】きみに新しい名を与えよう。【魚座新月到来しました】 - 逢坂杏の赤坂占星術研究会 あかけん

2020年2月24日

【日々是ほしのはなし。】きみに新しい名を与えよう。【魚座新月到来しました】



2月24日は魚座で新月が発生します。

この新月は魚座5度。
(「教会のバザー A church bazaar.」)
イメージや言葉で飾りたてることにより事象に付加価値を与える。
情感に訴えかけた、意味づけを得意とする。
商才に長けた、コピーライティング力に関係した度数とでもいいましょうか。
メルカリなんかでバカスカ商品が売れる人が標準装備してるやつです。
あるいは霊なんとか…ゲフンゲフン商法。

この新月は、2-8室間で起こる、火星とドラゴンヘッドの対立を調停する配置にあります。

蟹座8室にあるドラゴンヘッドは、対抗宮にある山羊座・火星とオポジション。
現実的な先行きの見えなさを理由に、突き上げをくらう配置といえるでしょう。

蟹座サイドの求める安寧を、2室・山羊座の火星が毀損する。
火星側は現実を引き合いにして、声高に他者(8室)を批判せずにはおられない。
もひとつ考えられるのは、身体性の過信。
本来なら慎重なはずの山羊座が、火星とドラゴンヘッドの対立に巻き込まれることにより、
混乱に拍車をかける状況も見てとれます。
ヘーキヘーキ、自分なら絶対大丈夫、といった慢心とでもいえばいいのかな。

こうした対立を3室で起こる新月が調停します。
身近な人とのコミニュケーションを通じて、混乱から何を見出すことができるのか、に焦点が当たるでしょう。
先の見えない不安に苛まれたとき、何を信じ、あるいは他者に何を投影するのか。
こういったご時勢ですので、人の感情(不安)につけ込んで、煽動するような手合いも出てこないとも限りません。
新月はこうした状況の仕切り直しのタイミングなのかもしれませんね。
水星逆行中ですので、リスタートにかかわることならなおよし。

2室に集合した大天体(土星・木星・冥王星)は5室の金星とスクエア。
生きるよろこびを挫くようなエネルギーが送られてくる。
ちょっとしたお楽しみが順延になるのはいたしかたない。

この難局を乗り切るために、明るく前向きな動機づけをおこなうといいですよ、と新月は告げています。
現実逃避とは異なる、豊かな想像力やイマジネーション能力を駆使すること。
もろもろの事象に、違う面から光を当てる。新しい呼称を与える。

ちょっとお話が逸れるのですが、
このところのニュースを見ていて、とあるお友達のことが思い出されました。
日頃から海外を飛び回っているその人が、
昨今の国際情勢を鑑みて、とうとう日程をキャンセルせざる得なくなった。
彼女もまた人知れず既往症を抱えていたのです。(これまでは現地の医療機関をご自分で手配していた)
そんなご本人がまずおこなったことは知人に呼びかけ、相当数のマスクを確保して
すぐさま大陸の友人へと送ったことでした。自身の体調に凹む間もなく。

なぜあんなにもすぐアクションを起こせたの?とも思いましたが、
【海を越えた友情のマスク!しかも大盛り三千枚!】、
てなキャッチコピーがどこかから降りてきてすとんと腑に落ちました。
冗談はさておき、ああこの人はえんがちょではなく共感と寛容をもって異国の友の窮状にコミットしたのだなと。
これなんかも、魚座5度新月にかなうふるまいだと思います。

閑話休題。

幸い、魚座新月と山羊座の火星、牡牛座の天王星は小三角を形成しています。
人の御業、自助努力(この場合、先端医療も含まれる)を通じて、攻防は続くことでしょう。

おどろくべき状況や先の見えない不安が押し寄せたとき、良くも悪くもそこに意味を見出さずにはいられない。
だったらここは、人だけが持つことを許された豊かなリソース、
想像力やイメージ力を前向きな方向に振りむけてまいりましょう。
(ナポレオンヒルったっけ、ほらあれ、思考は現実化するだっけ? もしくはイマ風に引き寄せの法則?)

今回の新月は【悲観は感情であり、楽観は意志である】を地でいくような日々を予感させるのでした。
平時も有事も日々の営みの延長線上にございます。
どうぞブレずに笑顔でお過ごしください。
そして次の満月までみなさままずはご自愛くださいね。

※画像は紅茶占い、カップの底に吉祥双魚が出現。これ見た人すべてに幸運と繁栄が訪れますようにの図。


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