いよいよ23年も下半期に突入、秋分が到来します。
逆行中の天体の影響も受け、一筋縄ではいかないとは思いますが、秋分図では太陽は天王星・木星、冥王星とグランドトリン、運勢の加速が暗示されています。
人との関わりを刷新する。
旧態依然のしがらみを絶って、本当に必要な人の縁を繋ぎ合わせる。
天王星と木星は、コミュニケーションの再構築を示唆しています。
グランドトリンの一角、山羊座28度の冥王星は「大規模な養鶏場」。
先読みの能力に関するシンボルです。
まだ世間に認知されていない新しい商品やサービスなどを受け入れる、アーリーアダプターたちが社会を根底から覆すような情報を持ち込みそう。
世間的にはまだ知られていない場所や、人、ムーブメントを先取りすることで、大きな流れに乗ることが可能に。
そのような人や環境との関わりが下半期の運命を拓くカギとなります。
ただし太陽は海王星と対立し、これを木星と天王星が調停。
秋分時の太陽は7室にあり、海王星と180度の座相をとっています。
魚座27度にある海王星は、保身と自己欺瞞から判断を見誤りがちな国民感情を暗示。
これを3室の木星・天王星が諫める配置となっています。
リテラシーに照らし合わせて、SNSなどのツールが本来の用途で運用される感じでしょうか。(甘言を弄した闇バイト募集には、身もふたもないツッコミが飛んでくる感じかな)
ほら、情報商材とかにひっかかると近所の偏屈おやじ(あるいは兄弟姉妹)が飛んできて、すかさず横っ面をひっぱたくみたいなノリですよ。耳の痛い指摘で一気に目が覚める。
対人関係では、人としての在り方を問われるような場面に怯むことが多いかもしれません。
そんなとき何を断ち切り、仕切り直す勇気はあるのか。
特に夫婦間の問題などは、あきらめず模索する、そして前へ進む覚悟が見えてきそうです。
これとは別に秋分時のアセンダントと金星(6室)、木星・天王星(3室)のTスクエア。
【雇用の流動化】と再構築みたいなものが喫緊の課題として浮上しています。
労働市場の流動化にともない、雇用の不安定感が加速するんじゃないか、といったわれわれの不安が暗示されています。
金星は6室の獅子座19度。「ハウスボート上のパーティー」
ハウスボート、陸(おか)に上がらず、係留された船上に集う人々の姿からは、
仕事人ではあるけれどリラックスした遊び心を仕事場に持ち込むような種族(?)。
公私の線引きが曖昧という意味で在宅勤務なども範疇に含まれるのかな。
雇用環境を示す6室の金星がこの度数にあるということは、若い女性たちの組織への帰属意識みたいなものが希薄になる暗示が出ています。
オジサンたちの困惑をよそに若い世代の模索は続くのでしょう。
ただ金星の度数自体に悲壮感はないんですね。遊びをせんとや生まれけん。
既存の組織、プラットフォームに依存するようなビジネスモデルを
見直す時期にさしかかっている、というだけで。
先に挙げたグランドトリン。(地のサイン優位でお金のにおいがする)
12室の冥王星ということで、映像産業、動画配信業、ぶっちゃけ芸能関係などは、
下半期に大きな再編のタイミングが到来、ガッとギアが入ると踏んでいますが、はてさて。
時代を出し抜き、盤上をひっくり返すものは何か。
今回の講座では秋分図のチャートをもとに
実質年内ぎりぎりまでの行動の指針を駆け足ではありますが
おひとりずつ読み解いていきたいと思います。
どうぞお楽しみに。
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秋分図を読み解く ホロスコープから見る世界のゆくえ。
◆講師:逢坂 杏(赤坂占星術研究会)
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