今宵は魚座で満月が発生。
わたしの街では空に音もなく雷光が走り、まばたきを繰り返しています。
なまぬるく湿度をはらんだ大気は、カオスで濃密。
太陽・土星・天王星は地のサインでグランドトリンを形成し、
魚座の月を巻き込んで複合アスペクトのカイトを形成しています。
なにもかもを脱ぎ捨てたくなるような気分を助長させるのは、
蒸し暑い気候のためだけではないよう。
東京図ではアセンダントに天王星が接触。
いうなればリストラクチャーを促す2天体(天王星・土星)に、
魚座の満月(11室ー5室)がブーストをかける感じでしょうか。
周囲からそしられ、わがままと言われてでも、
譲れない理念や価値観は貫けと、満月はささやく。
目先のなにがしかに心を奪われて、
未来への希望をうち捨てることは、魂の死を意味するのだと。
今回の満月は、今はまだ予兆に過ぎない希望を
遠い未来にバトンタッチして
あまねく循環させるような配置にあると思われます。
地のサインで天王星・土星・太陽のトラインだと、
物質的な執着とか、我欲みたいなものに対して
断固として、とか峻厳に、あるいは苛烈に、
手放せ、リストラせよなんて表現がしっくりくるのですが、
魚座の満月は、そうしたものを真綿に包んでそっと我々に差し出すかんじ。
これまでの生き方、根腐れをおこしていますよ。
麻酔をかけて抜いちゃいますか?と。
思いっきり抜歯した、その後に健やかななにものかが芽吹く予感がします。
正すべきを正すこと。
旧き世界の宿痾と闘うこと。
謂れなき偏見を、誤解を恐れるな。
足元に打ち捨てられたもの。
人としてあるべき姿、その渇望から目を逸らすな。
そこから目を逸らすとき、かたちを変えたいびつさが生じる。
闘いは時を経て
いつか揺るぎのない理念へと結実する。
渇望はすみやかに満たされる。
魚座の満月は世のすみずみにまで、
あたらしい理(ことわり)を知らしめる。ひととして。
というような妄言が満月の瞬間、おでこの裏側に浮かんだので一応、貼っておきます。
※画像は魚座満月、フランキンセンス特盛せっけんの図。
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