最近、フォーチュンカップを手にする機会に恵まれています。
ジェーン・ライルの教本つきティーカップを入手してからまもなく、
系列の復刻版となる製品が窯元から発売されたのです。
なんたる僥倖! これはチャンス!
ということで、珈琲党を鞍替えして目覚めの一杯から、お茶を楽しむようにしています。
ヴィクトリア朝の英国に端を発する、紅茶占いはお茶を飲み干した後の茶葉の形から依頼者のお悩みを解決する占いです。
同種のものは中東のコーヒー占いなどがありますが、
時代が下るにつれて、ティーカップそのものに絵付けを施した美しい製品が市中に出回ったとのこと。
その昔、マドモアゼル朱鷺さんがタロット鑑定に入る心構えをうかがったときのことです。
お香をくゆらせながら、グラスに入った一杯の水、あるいはお茶を所望されていたことを思い出しました。
そして依頼者のお悩みをあらかたうかがった後、器に入った液体をぐいーっと飲み干しておられたのです。
これはね、チベットのお坊さんに教えてもらった修法を私なりにアレンジしたものなの。
もともとは、「チュー」といってね。
自分を切り刻んで体内に巣食う悪鬼とともに煮込んじゃう、えげつない瞑想があったわけよ、と朱鷺さん。
煮込み瞑想ですか。
そう。煮込んでえもいわれぬデリシャスなスープとなった自分を
供物として神様に捧げるわけね。
ついでにご近所のみなさんにもふるまっちゃう。近くをうろついてる魔物も含めてね。
それこそ大判振る舞いのお祭り状態なわけ。
よーく噛んで、わたしをおいしくいただいてください。
あなたの大腸小腸十二指腸で私を消化吸収してくださいって。
お話に熱が入り、口角泡飛ばし朱鷺さん、身振り手振りを交えてどんどんエキサイトしていきます。
考えてもみてよ。他者を、異物をその身に受け入れることの意味を。
消化酵素とか分解とかややこしいメカニズムはどうでもいいの。
異物を取り込み、免疫系に異常をきたさず、己の血肉とする。こんな、こんな偉大な行為を…ッ!
それは愛なのよ。どう考えたって愛しかないじゃないの。
すいません、話が突飛すぎて理解が追い付きません。
まあ、いいわ。
つまりはね、一杯のお茶の中にあなたの苦悩、カルマ、悲しみもろもろをね、
私は、愛を持って飲み干しますというメタファーが隠されているわけよ。
泥水みたいな珈琲でも?
すするわよ、泥水!
とまあ、なんだか最後のほうは噛み合わない問答になってしまいましたが、
今なら少しだけ、あの方の伝えたかったことがわかるような気がします。
目の前の一杯のお茶に、依頼者に、どれだけの熱量を持って相対することができるか。
平素ガソリン呑んでプラスチック齧ってるような(友人談)低体温な自分ですが
このあたりのカロリーは、ガンガン燃やして回すようにしたいなと。
屋根ひとつ、お茶一杯どころじゃ追いつかないや。
それこそあなたが笑うまで何杯でもお茶飲み干したる!てな感じで。
※画像は、紅茶占い、茶葉を挽かずにお茶を入れたら見事な【お馬さん】があらわれましたよの図。みなさまに、天賭ける昇運が訪れますように。
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本邦初の水引占いカードによるリーディングを皆様とともに学びたいと思います。また初回特典として、オリジナルカードをお守りする特製ポーチとセットで本体をお持ち帰りいただきます。この1年のスタートを力強く見守ってくれる神様からの贈り物に、ぜひ会いにいらしてくださいね。
◆結びの学校 人生を読み解く水引占いを学ぼう!
◆講師:逢坂 杏(赤坂占星術研究会)
◆日時:2月21日(木) 19時スタート
◆日時:2月21日(木) 19時スタート
◆場所:『小さなサロンS』東京都 渋谷区西原3-18-5-303
◆会費:8000円(オリジナルカード&オリジナルポーチ・解説リーフレット付き)
ご参加希望の方は鑑定申込みフォーム、またはousaka168@gmail.com 逢坂宛まで
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