印旛沼に古くからあるこのお宮、一部の人たちには大変有名な神社ではあります。
日月神示が降ろされた場所、といえばピンと来る方もおられるかもしれませんね。
こちらのご神木の前で、かつてほうほうのていで帰ってきた記憶があります。
鬱蒼とした木々に囲まれ、昼なお暗い境内に屹立する大杉。
その威容は、奥座敷で腕組みするおっかないお爺ちゃんのイメージで脳内変換され、
瞬時におうち帰りたいモードが発動。
試しに手水に手を浸したら、んぎゃっと雷に打たれたようなショックまで。(すいませんすいません)
あの日、物見遊山気分でお水取り(石鹸作り用に採水を試みたのです)に来た自分がとても場違いな気がしたものです。
月日は過ぎ。
某所でこの神社の名前を口にしたとき
たまたまその場にあった一葉のはがきを見せられ
逢坂さん、もしかしてこの神社のことですか?と問われました。
差出人はまごうことなく麻賀多神社からのもの。
うーわー、お召しがかかっちゃったよ、どうするよ、と逡巡する間もなく
せっかくですからお詣りに行きませんか、とお話は進み
参拝の一行に加えていただくことになったのでした。
8年ぶりの参拝、麻賀多神社はおだやかに我々を迎え入れてくださいました。
建て替えられた本殿は木の香すがしく、つややかに。
そぼ降る雨の中、御朱印授与を求めて参拝客は途絶えることを知りません。
荒天にもかかわらず境内が眩しい印象を受けました。
思えば、前回の参拝は3.11の震災直後、こちらの神様もいろいろとお忙しくされていたに違いない、
あれは麻賀多さんの持つ一面にすぎなかったんだなあと。
叱られるのを覚悟の上でおうかがいしたら、思いのほかウェルカムな雰囲気で安堵しましたみたいな?
境内裏手にあるご神木にもご挨拶したのですが、
こちらも穏やかな雰囲気でほっとしました。
畏怖より慈愛が勝っていたような。
帰りには印旛沼のおいしい鰻屋さんでお昼をいただくチャンスにも恵まれ
全般的に『許された』、というのが正直な感想。
ご同行いただいた皆さんも、大吉のおみくじが続出するなど、
愛と誉れの一日となりました。
かつて慙愧に堪えない心持ちで後にしたお宮から、
あたたかく迎え入れていただけたこと、自分でも驚いています。
カミツキガメに噛まれることもなく(?)、
無事全員が帰京を果たした印旛沼神様ツアー、ひとまずは完了ということで。
そしてご一緒いただいた皆様、ありがとうございました。
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