【日々是、ほしのはなし】古井戸を覗け、床板を剥がせ。【あけまして射手座満月】 - 逢坂杏の赤坂占星術研究会 あかけん

2019年6月17日

【日々是、ほしのはなし】古井戸を覗け、床板を剥がせ。【あけまして射手座満月】



本日夕、射手座で満月が発生しました。
私はといえば当該時刻は例によって、満月石鹼を制作していたので、
ゴーグルかけて汗だくで石鹼種と格闘しておりました。

高野山のお坊さんが般若心経を唱えながら胡麻豆腐を練るように、
自分の場合、月相に合わせて石鹼作りにいそしんでおります。
手元の作業に没頭していると、いろいろ気付かされることもありますので
これも作務の一種(それも暗黒面のな)なのかもしれません。

作業がひと段落して今回、満月図を一瞥して感じたのは、
満月が海王星を巻き込んで、柔軟宮のTスクエアが発生していたこと。
次新月までの覚え書き、たたっと残しておきます。

浄化よりは混沌を。
ICにアプライする海王星は、
これまで当然のように享受してきた、現実の生活の豊かさや安心感(各種生活インフラ含む)が
実は薄氷の上、ギリギリのバランスで成り立っていたことを示唆する、といった感じでしょうか。
ここらへんは先だっての国際情勢などから、実感された方も多いと思います。


1-7室上で発生する射手座の満月を人物像に置き換えたならば
対外的には冷静沈着『デキる人』を装いながら
その実、己を鼓舞しつつ意地と根性で現場に立つ人、でしょうか。

ただ、4室・魚座海王星の『古井戸感』が決定的な違和感をもたします。
存在自体から醸し出される、
浮かばれない雰囲気は何なのだろうと。
(この人と話していると感じる爽やかな暗さ。
話し終わるとドッと疲れるというか。)
たとえるならお屋敷の奥深く、座敷牢につながれた存在を抱えているような?

今回は月に木星も寄り添うため、背伸びしたり気力だけで踏ん張るといったスタンスは、
かえって通底する不協和音を際立たせる可能性があります。
ポジティブなんだけど、毛穴から違う気配が見え隠れする。
それは自由意思ではままならぬ環境への怨嗟と言い換えてもいい。
海王星とのスクエアだと、大体そんな感じ。

柔軟宮でおこる満月&Tスクエア。状況はひっくり返りやすいし、徒労感を覚えることも多い。
私個人としては、まず先にIC付近の海王星との折り合いのつけ方を覚えるといいんじゃないのかな、と考えています。

お茶の間(4室)の床板をべりべりっと剥がして、ご自分を育くんだおうちの土台をよく知ること。
小さい頃から何食べて育った?
あなたを支える根っこ(価値観)は何? 
父祖の代から叩き込まれてきた教えってある?
それって経年劣化してない?
あなたの人生を護るどころか、土台をむしばむシロアリになってないない? 
この際、シロアリバスターズでも呼ぶ?
(シロアリは、毒親でも家風、地域の不文律でもお好きなものをどうぞ)

盤石と信じていた自分を形作る価値願が、実は寄る辺なく大海原の上に漂っていた。
それは心もとないし、おそろしくもある。
でも漕ぎ出していくんです。ボートピープル上等っすよ。

人生、華麗に波乗りする前にまずは腹這いでパドルのフォームを点検しましょうよ。
体幹のねじれとかさ。
このあたり、次の新月までは、救命胴衣つけてでもおこなう価値がありそうです。
自分の人生を取り戻すためにね。

いつになくパワフルな射手座の満月。
それに寄り添う木星を、天底に沈む海王星をサルベージするために使ってみてくださいね。
いい塩梅に肩の力の抜けた、自他ともに寛容な人になれる気がします。





てな訳で、今、わが家はジュニパーの香りにつつまれています。
射手座の精油をしこたま使った石鹸、安心感とかくつろぎが詰まっている感じ。
お披露目するのは夏の頃かな。

※冒頭画像は、とりあえずお茶の間の修繕せなと、ねこの手も駆り出されるの図。

==========-==========================
上半期の運勢も折り返し地点に入りました。
夏至図を読み、今夏の運勢のリカバリーポイントを押さえておきましょう。

◆夏至図から見る2019年夏秋の運勢
◆講師:逢坂 杏(赤坂占星術研究会)
◆日時:6月20日(木) 18時半スタート
◆場所:『小さなサロンS』東京都 渋谷区西原3-18-5-303
◆会費:5500円(オリジナルチャート付き)

ご参加希望の方は鑑定申込みフォーム、またはousaka168@gmail.com 逢坂宛まで
お名前、連絡先、生年月日を明記のうえお申し込みくださいませ。


※旧ラジオNIKKEI講座にご参加されておられた方は、お申込み時にお知らせください。
特別価格4500円でご案内いたします。

==========-==========================

















0 件のコメント:

コメントを投稿